• 環境関連

植物成分を含む排水処理剤の効果と今後の展望

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採用実績

ここでは、当社排水処理剤の効果をお客さまでの採用事例(3例)を交えて簡単にご紹介いたします。ご紹介する3例全てにおいて、当社排水処理剤への切替以前の処理水質を維持することを前提に効果検証を行っております。

①めっき工場での導入事例

めっき工場では、めっき種に応じて銅やニッケルなどの金属を含む排水が発生します。無電解ニッケルめっきをされているお客さま工場にて当社排水処理剤(PL-A510)を使用していただいたところ、主要な排水処理剤の一つである塩化第二鉄の使用量を50%削減、これに伴ってpH調整剤である苛性ソーダ(NaOH)も50%削減出来ています。また、汚泥排出量も50%削減できました。

図1 めっき工場での導入事例

②半導体工場(ウエハ工程)での導入事例

半導体工場では、シリコンウエハをエッチングする際にフッ酸(HF)を用いることが多く、多量のフッ素を含む排水が発生します。当社排水処理剤(SC-A510)導入後、主要な処理剤の一つであるポリ塩化アルミニウム(PAC)の使用量を20%削減し、汚泥排出量も25%削減することに成功しました。併せて当社処理剤についても置き換え前のPAMに比べ20%使用量を抑えられました。

図2 半導体工場(ウエハ工程)での導入事例

③半導体工場(パッケージ工程)での導入事例

半導体工場では、前述のウエハ工程由来のフッ素含有排水の他、パッケージ工程にてウエハを研磨する際にも多量の排水が発生します。当社排水処理剤(PL-A510)導入後、PACの使用量を45%削減し、これに伴い苛性ソーダ(NaOH)についても20%削減に成功。汚泥排出量も14%削減できています。

図3 半導体工場(パッケージ工程)での導入事例

これら以外にも、液晶パネルや自動車部品の製造工場など多くの工場で当社排水処理剤の効果が確認され、活躍の場を広げています。また最近では、有機物を含む食品工場や化学工場でも排水処理のコスト削減に繋がる同様の効果が確認できるようになったことから、有機系排水への展開も視野に入れて活動をおこなっています。

当社排水処理剤の販売・サービス

2015年の上市当時は日本国内でのみ製造・販売していましたが、2018年には中国・蘇州市(江蘇省)にある海外子会社でも製造を始め供給能力を増強しています。また、販売エリアについても徐々にではありますが拡大させており、海外のグループ会社を通じてアジア圏やヨーロッパ圏に製品およびサービスを届けられる体制を整えています(2020年6月現在)。

排水処理の今後とデクセリアルズができること

工場から発生する排水については、含まれる汚濁物質に対して「この値を超えてはならない」という基準が国や地域毎に定められ、環境汚染を防ぐべく管理されています。この問題に関しては国境を越えた広い範囲に影響を与えることから、持続可能な開発目標(SDGs)をはじめとして世界全体での取り組みが求められています。排水処理においても、管理すべき対象の拡大・管理基準の見直しなど管理体制が強化されていく傾向にあります。例えば中国では、経済の急激な発展に伴って環境汚染が社会問題化したことから、様々な対策が講じられ、地域によっては日本よりも厳しい基準を設けているところもあります。

このような情勢のもと、排水処理においても、管理体制が厳しくなることはあっても緩くなることはありません。現状の汚濁物質の処理はもちろん将来の管理強化に対応する必要があります。処理設備の改修・増強などの設備面での対応も考えられますが、費用や稼働までの時間的な制約を考えると、まずはソフト面(運用や排水処理剤)での対応が求められると考えています。これまで述べてきた通り、当社の排水処理剤を用いることで処理水質を損なうことなく汚泥発生量を抑えることが可能です。これは、植物成分がもつ優れた効能を排水処理剤という商品の形にする努力、加えてお客さまの当社排水処理剤への理解・期待とご協力に支えられた結果と考えております。

デクセリアルズは、排水処理剤の業界において新参者ではありますが、今後も引き続き排水処理に課題を抱えるより多くの工場の期待に応えるべく、処理性能やコスト低減効果の高い製品を提供できるよう、新製品の開発を進めて参ります。

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